コラム
2023年4月14日
最近僕は「幸せを噛み締める」ということを大事にしています。
ちょっと良いフレンチとかの美味しいご飯を食べに行ったら、家に帰ってからもその時の食事のことを鮮明に思い出したりして、幸せを噛み締めていたります。
食事の味だったり、盛り付けだったり、店の雰囲気だったり、そういった詳細なことを思い出して「あー、めっちゃ美味しかった、幸せだったなあ」という気持ちになっています。
そうすることで、そのご飯を食べた時の幸せな気持ちを再び感じることができて、自分の中のエネルギーが上がるんですよね。
それで、この幸せなエネルギーをどれだけ持続できるかが、実はめちゃくちゃ大事なんじゃいかと最近気がついたんです。
そして時代にはこの「幸せな状態のままで進んでいくエネルギー」がすごく重要になるだろうなと思っています。
「うおーやってやるぜー」みたいな勢いだけで進むエネルギーも時に必要だと思いますが、
「あー、幸せだなー。こういうこともやってみるともっと楽しくなりそうだなー」
というエネルギーの使い方が、これからの時代のスタンダードになりそうな気がしています。
これまで僕は、幸せな状態になると「今もう幸せだからもうこのままでいいかあなあ」という気持ちになって「何かをやってやろう!」みたいな気持ちが生まれにくかったのですが、
そんな時、
「あー、幸せだなあ。もし、この幸せなままこんなことをやってみたら、今よりもっと良くなるかもしれないなあ」という考えが浮かんできたんですよね。
幸せな状態から、生まれる「こんなことをしたいなあ」というエネルギーはクリーンエネルギーと言いますか、
風力発電とか太陽光発電のような自然発生的なエネルギーになるので、負荷のない推進力になるんじゃないかなと思います。
昭和後期とか平成前半くらいまでは
「うおー!俺はやってやるぜー!」
「とにかく気合いと根性でどこまでものし上がってやるぜ」
みたいな勢いある火力発電のような「石炭を燃やしてなんぼ」みたいな暑苦しささえ感じるようなエネルギーが求められていた時代だった気がします。
成功に向かってのし上がっていくというサクセスストーリーが当たり前で、自分を駆り立ててエネルギー出してやってくみたいなやり方が主流だった時代だったのではないでしょうか。
でも、今って必ずしもそうじゃないですよね。
幸せの形も多様化していて、みんなが同じゴールに向かって生きているわけではないし、自分の人生の生き方ってえらべますよね。
それに生まれた時からそこそこ豊かで幸せだから、無から有に向かうエネルギーがそもそもないところからのスターとだと思うんですよね。
だからこそこの令和の時代って幸せの状態を感じながら、さらに幸せを増やしていくエネルギー、「幸せの推進力」がすごく大事になるだろうなあと感じています。
だから僕自身も、できるだけ幸せな状態を保つためのベンチマークをなるべくたくさん持つように心がけています。
美味しいものを食べた時の幸福感だったり、
良い宿に家族で泊まった時だったり、
子供の笑い声を聞いた時の幸福感だったり、
そういう幸福を感じる瞬間がたくさんあれば、幸せな気持ちの状態を思い出しやすいですからね。
幸せな気持ちの状態をなるべくキープしつつ、自分のやりたいことをやることが、時代の波に乗っていく重要なポイントだなと思っています。