MASALOG

column

コラム

憧れの先輩

2023年12月15日

僕は高校時代には、バドミントン部に入部していたのですが、 中学時代は絵を描くのが好きだったので、 文化系の美術部に入っていました。

中学時代に、人気のバスケ漫画の「スラムダンク」が流行っていたこともあって、 バスケってかっこいいな〜って思っていて、 学校の休み時間や、休日は体育館をわざわざ借りたりして、 いつも10人くらいのメンバーで良くバスケットボールをしていました。

当時の僕のビッグスポンサーだったおじいちゃんw(昔は割とおじちゃん子でした)に、 本格的な大きなバスケットゴールを買ってもらって、 さらにそれを雨の日でもできるように、わざわざ車庫の中に設置して (どんだけ全天候型で対応しようとしてるのかw) 毎日学校から帰ってきたら、 欠かさずバスケのシュートやドリブルの練習をしていました(美術部なのにw)。

だから高校では、運動したくて絶対にバスケ部に入ろうと思っていました。

そして、高校に入学した頃、 同じ中学だった友達と一緒にバスケ部の見学に行こうと思って体育館へ向かっている途中に 向かい側の施設で、

「パーン! パーン!」というすごい音がしていて、 「なんの音だろう?!」と思って気になったのでそっちの施設を見に行ったら、

そこでバドミントン部の先輩たちが、羽根(シャトル)をラケットで打ち合うラリーの練習をしていました。

バドミントンって、 公園でよくやる羽根つきくらいのイメージしかなかったのですが、 そこですごいイケメンの人が練習していて、

かっこいいフォームで、 超高速でシャトルを打つと、 その打球音で「パーン!」という音がして、 それがもうめっちゃかっこよくて、

「なんで羽根があんなすごい音がするの?!」「何あれ!めっちゃカッコいい!!」って感動して、

結局見に行った友達も、ほぼ全員一緒にバド部に入りましたw

(あの「バスケ部に入りたい」とはなんだったのか・・・w)

ちなみにその時練習していた先輩が、 めちゃくちゃかっこ良い人だったのですが、 茶髪の短髪で、色が白くて、背が高くて、 ハーフっぽい感じのイケメンで、 ちょっとチャラいのに、大会でも優勝したり上位には入るようなバドミントンが一番うまい先輩でした。

女子が好きそうな要素を全部持ってるみたいな先輩だったので、 女子からの人気がものすごくて、 試合のたびに同じ高校だけじゃなくて、 他校からも女子がその先輩を見に来るので、会場が女子で埋まったりして、 その先輩への「きゃー!きゃー!」という女子の黄色い声援がすごかったです。

(ちなみにその先輩の試合の時だけで、先輩の試合が終わると、女子はさーっといなくなっていましたw)

僕と一緒に入部した友達もみんな

「俺らもうまくなったら、あの先輩みたいになれるかもしれない。そして女子からきゃーきゃー言われてモテるw」

とか思うくらい憧れの存在で、 (謎のモチベーションを発揮して?)

僕も「あの先輩みたいになりたい!」というのが バドミントンを始める時の「最大のモチベーション」になって、 気がついたら、バドミントンにめちゃくちゃハマっていたような気がします。

みんなも、そのモチベーションで最初は練習を頑張っていたのですが、 いつの間にかバドミントンそのものが面白くなって、 気がついたらすごくハマっていて、 最終的に大会で優勝したりしていました。

「憧れの存在」って、 「自分の行きたい方向や可能性」を指し示してくれたり、 「新しい世界を見せてくれる」すごく貴重でありがたい存在なんじゃないかなと思います。

僕もその先輩に「憧れること」で、 バドミントンっていう「世界を知ること」になったり、 「その楽しさを知ること」もできたし、 粘り強く練習を「続けるモチベーション」にもなったりしました。

だから、「素敵だなあ」とか「かっこいいなあ」と思えるような憧れる人って、

「自分の世界を広げてくれたり」、

「新しい可能性や行きたい方向性をを示唆してくれたりする」 ありがたい尊い存在でもあると思うので、

「自分の憧れの存在」や「素敵だあなとかかっこいいなあって思える存在」って誰だろうって考えてみるのもいいかもしれないですね。