コラム
2024年3月10日
陸上競技の一つに、十種競技という競技があります。
1日目に、100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m
2日目に110mH、円盤投、棒高跳、やり投、1500m
を行って、その記録を得点に換算し、合計得点で競うという
めちゃくちゃハードな競技があって、
この競技の勝者は「キング・オブ・アスリー」って呼ばれるくらい、
陸上界ではめちゃくちゃすごい競技があります。
陸上界ではダントツに難しいこの競技ですが、
「百獣の王」でも
有名な武井壮(たけいそう)さんは
この十種競技の世界選手権で優勝されていたりします。
タレント活動もされていますが、
スポーツ選手としても超一流の方で、
その方面でもめちゃくちゃ広く活躍されていたりします。
前置きが少し長くなったのですが、
その武井壮さんがスポーツをする上で、
「一番大事なことは何か」っていうことを
以前お話しされていたのですが、
それは
「自分の身体が、自分の思っている通りにちゃんと動いているかどうか」
ということでした。
簡単な例で言うと、
自分が右手を挙げた時、
自分が想像していた角度にきちんと上がっているか、
「自分の意思通りの動き」を身体がしているかと言うことです。
僕もその話を聞いて、
なるほどな〜、とすごく納得する部分がたくさんあって、
昔バドミントンをやっていた時、
撮影してもらった試合の動画見た時に、
「全然自分が思っている風な動きじゃない!!」
って結構ショックを受けたりしてちょっとヘコんだりしましたw
当時、初めて自分の動きを客観的に見た時、
自分が想像したりイメージしているフォームと、
実際の自分の動きが、
予想以上に全然違っていました。
でも、自分の動きを客観的に見ることによって、
「あ、ここが悪かったんだな〜」っということがわかり、
「自分はこのくらいの角度で動いているつもりだけど、
実際に体はこのくらいしか動いていない」とか、
自分のイメージと、実際の体の動きを調整していくということを繰り返していくと、
だんだんと自分がイメージしていた動きができるようになっていったりしました。
そうすると、自然とバドミントンも上達していったように思います。
僕はこれって、
スポーツだけじゃなくて
日常生活の中でも、
自分自身の思考や行動にも通づることなんじゃないかなって思っています。
だから、
「自分の主観と客観的な視点にどのくらい差があるかな?」とか
「自分の主観と客観的な視点がずれていないか?」や
「その主観と客観を見た上で、俯瞰視点からはどう見えるか?」とか
っていうことを個人的に結構気にしていたり、意識していたりします。
(ちょっとマニアックかもしれませんが。。w)
僕が自分で考えている思考や行動と、
「実際に自分が他人からどう見えているか」がどのくらいのズレがあるか
ということを定期的に確認するようにしています。
僕の場合は、客観的な視点は
家族(奥さんや子供達)や第三者(知り合いの方や信頼できる方)に
「どう見えているか?」
「どのように見えているか?」
っていうのを教えてもらったりすることもあります。
そこに、俯瞰視点を入れたりして、
なるべく自分自身のことをニュートラルに見えるようにしていたりします。
それでも
「ズレている」「誤差がある」というのが前提ですが、
そうやって、
自分自身の主観と、
第三者からの客観視点と、
俯瞰視点を合わせた上で、自分の思考や行動を見ることで、
自分自身のことをニュートラルに見えたり、
ポジティブな面やネガティブな面も見ながら
すこしでも中庸に近い視点を持ちやすいんじゃないかな〜って思いました。
最後はちょっとマニアックな話になりすぎたかもしれませんが、、、
自分に向き合いたい時や、自分がどんな人間なのかを深掘りしたい時などに
たまには、そのような視点をもってみたり
信頼できる人や、客観視してくる人や、鏡になってくれるような人に
話を聞いてもらったりするのいいかもですね^^